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パリへ帰る。そしてバスチーユのオペラ座へ

いよいよツールーズを最後にフランス南部への旅は終わり、パリへ帰る日が来ました。
朝、ジャンルネさんの奥さんのダニエールさんは近くの男の子を預かることになっていて、駅までは送れないとのことでした。

やがてそのかわいい男の子がやってきましたが、恥ずかしいのか持ってきたゲーム機に没頭しています。
そこで、新聞紙で兜を折り、プレゼントしました。
たちまち効果が表れて、こちらを向いてくれました。
彼は十字軍のTシャツを着ていましたし、おもちゃのサーベルも持っていて、兜をかぶって騎士になったつもりで、ポーズをとってくれたりました。
会って間もない男の子ともたちまちお別れの時刻が来て、奥さんのダニエールともお別れし、ご主人の車でツールーズの駅まで送ってもらいました。

ここからSNCFに約5時間半乗って、パリのモンパルナス駅まで帰りました。
途中ボルドー駅の手前の駅で、約1時間ほど停車したのには驚きました。
TGVとはこういうところが違うのでしょう。日本の特急でも、このような長時間停車はあり得ないでしょう。

モンパルナス駅へは、ミッシェルさんが車で迎えに来てくれました。
ミッシェルさん夫妻の家は、ビュットショーモン公園に面したアパルトマン(マンション)で、私達の定宿みたいになっています。

この日の夜、私達は初めてバスチーユのオペラ座にオペラ(セビリアの理髪師)を見に行くことになっていました。
ミッシェルさん夫妻に予約券を買っておいてもらったのです。
私達もそれなりの正装し、出かけました。
入口の入場もそれなりに厳しそうでしたが、入場券を見せると問題なく入れました。

こういうところに来るには服装が大切で、変な恰好では、入り口で追い返されるかもしれません。
ロビーにいる人達も、皆綺麗に着飾って、とてもよい雰囲気でした。
オペラガルニエにも行ったことがありましたが、あちらもムッシュウとマダムばかりという感じでした。
ミッシェルさん夫妻は上品なカップルなので、一緒にいると私達の株も引っ張りあげられて得をします。

しかし料金はそれなりのものでしたが、席は1階席だったものの、かなり後ろの方でした。
私達がミッシェルさんに予約を頼むのが遅かったせいらしいです。

イタリア人による「セビリアの理髪師」のオペラが始まると、イタリア語で歌うわけですが、舞台の上の方に横にフランス語の字幕が出てきました。
しかし、粗筋は解るものの細かい会話や筋運びは解りませんでした。
まあ、バスチーユのオペラ座でのオペラ鑑賞の初体験ということで、それなりに良しとしたところです。

外国人が日本へ来て能を勧奨しているのと同じ状況かも知れません。


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美しい景色やおいしい料理もいいけれど、旅の回数を重ねるにつれ、感じるのはフランス人の魅力です。

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